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正じい (写真当時89歳)
志ず江ばあ (当時85歳)。
私が小学校2年の時から、一緒に暮らし始めました。
学校から帰ると、
「ただいま」
と言える相手がいる。
その時はその有り難さが、まだわかっていなかったように思います。
大学が東京だったので、実家をでて一人暮らしを始め、
自由な環境でやりたい事に夢中になって、実家には滅多に帰りませんでした。
写真を始め、撮っていたのはガーリーフォトと呼ばれるような写真でした。
そんな私が、
初めて二人にカメラを向けたのは、大学卒業後に行った専門学校の時でした。
「家族」を撮る。
この課題がきっかけで、
私と二人の時間ははじまりました。
自分でも驚くほど、私はじいとばあに夢中になっていったのです。